Q1:店長の仕事の面白さ、難しさ。
小川:店長の面白さは一言で言うと、「自分のやりたいようにできる」こと。遊技機の仕入れ・配置、スロット機の設定、告知ポスターや折込チラシの内容などの販促プロモーションまで、基本的にすべて店長の裁量で決めることができるんです。
花田:何でも思ったようにできますよね。
小川:でも思い通りにいかない。
花田:はい…。
小川:副店長の時は店長の仕事を見て、機種のラインナップや配列とか、自分だったらこうするのに。と思うことが多かったんですけど、いざやってみると…。
花田:そうですね。僕も以前は「先週動かした台をまた動かすの?こんなムダ自分だったら絶対やらない!」って思っていたのに、今はその気持ちが分かります(笑)。
小川:機種の配列ってとても大事だよね。
花田:はい。ものすごく大事ですね。
小川:店長じゃない時は、経営側としての視点がなかったんだよね。機種の配列でお客様の動線が変わったり、稼働状況の見え方が変わるから意味があるんだけどね。
花田:それよりも作業の効率化に意識がいっていたと思います。
小川:でも、効率より機種配列より、一番大事なのは人だと思うんだよね。スタッフの気分とかモチベーションとか。僕は営業のセンスが人一倍ある訳ではない。けど、人を気に掛けることを頑張ってきて、そこも評価してもらって店長になれた。機種の配置換えもスタッフのみんなが自分のために動いてくれるからできるんだよね。
Q2:キング観光だから成長できたこと
花田:グランドオープンを多数経験できたのは、成長の糧になったと思います。1000台クラスのお店をつくるためには、本当にたくさんの人が関わるんですよね。
小川:そうだね。日々の運営にも多くの人が関わっていて、1000台クラスのお店の店長は、50人ぐらいのスタッフをマネジメントしていく必要がある。
花田:50人の部下ってなかなか持てないですよね。
小川:それだけ人数がいると、個性や価値観が違うのは当然で、みんなのことを理解して、みんなに自分のことを分かってもらうには、自分自身が成長しないと絶対にできない。僕自身、たくさんの部下たちに成長させてもらったと思っています。